どんな投資のプロでも最初は素人であり、誰しも通る道です。まずは基礎をしっかり勉強して土台を固めましょう!

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初心者が陥りやすい仕手株の罠

株の売買は最終的に人間が判断して、人間が行います。
そこに働くのが投資家心理で、この心理も株価を決める要因になります。

たとえば相場が上昇しているとき、保有株式の株価が多少下げても押し目買いのチャンスと考えます。
逆に下げ相場で全面的に安くなれば、ここは損切りしたほうがいいかと、考えるものです。
よく地合いが良好だとか、地合いが悪くなっているという言葉が使われています。
地合いは買いと売りのどちらが多いかという意味でも使われることがありますが、市場の雰囲気を意味していると考えても差しさわりはありません。

つまり提供される材料に対して、市場がどんな反応をする状態にあるか投資家の心理はどんな状態にあるかを示すものが、地合いになっています。
投資家心理には景気、企業業績ばかりでなく懐具合や将来の希望や不安も作用します。
さまざまな要素が投資家の心を、投資に向かわせたり投資を手控えさせたりします。

仕手株とか仕手筋という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。
株式市場はきちんとルールに基づいて運営されている市場ですから、異常なことは起こらないのが一応の常識になっています。
しかしそこにマネーゲーム的な要素があることも、否定はできません。
中にはそうしたマネーゲームに力を注いでいる、投資家も出てきてしまいます。

こうした投資家たちを、仕手とか仕手筋と呼んでいて対象になってしまう銘柄を、仕手株と呼んでいます。
仕手筋はいわば株式投資のプロ集団ともいえ、資金量も豊富です。
市場にそれなりの影響力を与えることにもなります。
仕手株になってしまう銘柄は、資本金が小さいのに浮動株が多くて市場性が高いことが挙げられます。

大量に売り買いが行われるのが仕手株ですから、こうした条件が必要になってくるわけです。
仕手筋は仕手株になりやすくなっている株式を、大量に購入していきます。
買いが多くなって来れば、その株の株価はだんだんと高くなってきます。
一般の投資家や初心者は、上がってくる株価を見て株の値段が急騰していることで、自分も利益が出ると信じて買ってしまいます。

仕手株の急騰のタイミングをあえて狙う投資家も

仕手筋は株の大量購入を行って、株価を釣り上げていきます。
株価がだんだんと上がってくることをみとった一般投資家や初心者は、自分たちもその銘柄を購入してしまいます。
購入量が多くなってくることで、ますます株価は急騰してきます。

ですがもうその時には仕手筋は、その株から手を引いています、株価に躍らせられているのは、一般投資家だけになってしまいます。
そこで仕手筋たちは自分たちの利益を出すために、株価が高くなった株式を大量に売り込んでしまいます。

大量に売り込まれた時点で、株価は急落してしまいます。
仕手筋は高い値段で売り抜けることができ、仕手株を購入した一般投資家たちに残っているのは急落してしまった株式だけになってしまいます。
こうした罠を仕掛けて、仕手筋は利益を確保しています。

仕手株は値上がりするときは、信じられないほどの値上がりを示します。
ですから自分も乗りたいと思う人がいても不思議ではありません。

これが仕手筋の罠とも知らずに、確かにあげ初めに買って、手ごろなところで売り抜ける自信があれば、仕手株を狙うことで利益を出すことも不可能ではありません。
ですが仕手筋がどのタイミングで売り抜けるのか、わかる人がいるでしょうか。

このタイミングがわかれば、仕手株を狙うことで大きく儲けも出てきますが、そんな情報はどこにも転がってはいません。
失敗覚悟で急騰を狙って、仕手株を購入する投資家もいますが、これは一種のギャンブルに近いものとなります。

仕手株は大きく値上がりする一方で、大きく値下がりもします。
仕手筋は値を上げたところで売り抜けて大儲けを狙うわけで、仕手筋以外が手ごろなところで売り抜けることは容易ではありません。